初心者による初心者のためのゴルフ情報サイト

悩む。パターの形状

2022.01.07

当ブログは広告を含みます

パターは他のクラブと違い、」長方形のものもあれば半円状のものもあり、大型で特殊な形状をしたものもたくさんある。グリップも太いもの、細いもの、扁平なもの……と様々ある。

「パットに型なし」という格言があるように、パターの形状も千差万別ならば、握り方も選手によって異なる。パットに型なしならばなにを選んでもいいんじゃないかとも思えるが、やはりある程度知識があったほうが選びやすい。

パターの形状にはどのようなものがあるか、それぞれにはどのような特徴があるかを把握し、「自分にはこれが合う」という基準を見つけることが大切になってくる。多くのプロゴルファーが、パターを1本に決めて変えないのは、まさにこの「自分にぴったり」を知っているからだろう。

パターの長さ

パターの長さは33〜35インチが一般的。何インチがいいかはその人の身長や腕の長さはもちろん、どのように構えるかによっても適正な長さは異なる。たとえば、両ひじを曲げて構えるタイプの人は、両腕を伸ばして構えるタイプの人に比べて長めのパターが合うといったようなイメージだ。

フィッティングが受けられればそれがベストだが、いずれにしても、好きなプロが34インチだから俺も34インチ、という決め方ではなく、体型やパッティングスタイルを勘案し、構えやすい長さを選ぶといいだろう。

パターの形状

形状についてだが、大きく分けて、ピン型、マレット型、ネオマレット型に分かれる。最初のピン型とは、正確にはピンのアンサー型。名器として知られるピン社の「アンサー」というパターを原型にしたパターの総称で、四角い形状のトウ、ヒールに重量が配されているのが特徴。ブレード型と呼ばれる場合もある。

ピン型

ネック形状によって性能は変化するが、基本的には適度にミスヒットに強く、それでいてストロークを自分でコントロールもしやすいバランスの良さが魅力。基本的には、適度にフェースを開いて閉じるようなストロークに合う場合が多い。

マレット型

マレット型とはカマボコ型とも呼ばれ、後方が丸く、後ろにふくらんだような形状となっている。ピン型に比べるとややフェースの開閉の抑えたストロークに合いやすい。一方で、ネックがヘッドの手前側につけられフェースを開閉させやすい「L字マレット」も人気だ。

ネオマレット型

最後のネオマレット型は、大型マレット型ともいわれ、今現在では大型パターの総称として用いられている。パターを大型にするメリットは、慣性モーメントを大きくし、打点がズレた場合のミスの幅を小さくすることや、直線的にストロークしやすいことなどが挙げられる。

以上の3つが代表的な形状となるが、他にもT型、L字、その他諸々、パターの形状には様々なものがある。似たような形状でも重いもの、軽いものがあり、そもそもの素材(多くの場合はステンレス)やインサートと呼ばれるフェース面に複合された異素材などによっても性能は変化する。

ドライバーやアイアンであれば、上級者向けは初心者には使いこなせないものも多いが、パターの場合ストロークすること自体は誰にでもできるので、なかなか合う・合わないを見極めるのは難しい。最終的には形状の好みで選ぶか、あるいは専門店でフィッティングを受けて「合う」というお墨付きをもらったものを選ぶか、ふたつにひとつとなる。

関連記事